動画制作用語解説〜アニメーション編〜

こんにちは、石田です。

みなさまは、アニメーション動画を制作する際に表現手法はどの段階で、どのように決定していますか?
「3Dにしてみようかな…」 「今回はホワイドボードアニメーションにしてみようかな…」となんとなく決めていませんでしょうか。

アニメーション動画の表現方法についてのご相談は毎回ほとんどのお客様よりいただきます。アニメーション表現にも様々な表現があります。それぞれのアニメーションの特長を知ることで自社のキャンペーン動画をどのテイストで作成したら良いか考えることができます。

今回の記事では動画制作用語解説第一回目としてアニメーション表現の種類について詳しくご紹介させていただきます。

アニメーションとは

まず、最初にアニメーションとは何か、言葉で確認しておきましょう。

アニメーションとは、
様々な手法によって作成された動画表現の総称です。絵や人形などを少しずつ変化させ、1コマずつ撮影し、映写によって被写体が動いているように見せています。 ビデオカメラやコンピュータグラフィックを用いることもあります。

完成した動画は、動画データとしてコンピュータ上に作成されます。
そのデータを細かく見ていくと、一枚一枚切り取ることができる静止画の塊なのです。
1コマまたは数コマずつ動かして、動いているように見せる手法のことです。

アニメーションは、現実にはない動きで視聴者にインパクトを与えることができます。
サービス動画では、抽象的なイメージを使用することで、わかりやすく可視化することができます。
アニメーション制作は、実際に物を撮影する訳ではないため、素材の作成から始まります。
デザインによっては制作期間が長くなる可能性もあるので、注意しましょう。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックとは、絵や図形・グラフ、写真を動きやことをつけた「動くグラフィックス」のことです。動画である映像表現と静止画像のグラフィックデザインの中間に位置する表現方法だといえる。表現方法は多岐に渡ります。

加工に使用されるソフトとしては、Adobe After Effectやフラッシュが有名です。

キャラクターアニメーション

フラットで簡略化されたイラストは視聴者に親しみを感じさせ、感情移入がしやすいです。
商品の世界観・ブランド感を表現しやすい手法です。
動画で使用したキャラクターデータは他の動画・Webサイト、チラシなどの販促物にも使い回せるので、長期的な施策にもバッチリです。
もちろん、すでにキャラクターがいる場合はそのキャラクターをアニメーションすることも可能です。

モーショングラフィックスを使用した
キャラクターアニメーション制作事例

動画名:フラハちゃんのお家
制作手法:2Dキャラクターアニメーション
オカトミ様

インフォグラフィック動画

インフォグラフィックは、情報、知識、データを視覚的に表現したものです。
アニメーションすることで、図やグラフの数字などの内容が受け入れ安く、視聴者の興味を引くことができます。本当に伝えたい情報を精査し、整理することが重要です。それに見合うデザイン制作が必要になります。

モーショングラフィックスを使用した
インフォグラフィック動画制作事例

 

動画名:ASSET DIRECTION
制作手法:2.5Dアニメーション
三菱アセット・ブレインズ株式会社様

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボードに板書しているような演出が特徴的です。余計な状況を説明せず伝えたいものだけ表現することができます。難しい製品の説明、サービスの説明動画で選ばれることが多いです。
手の動きはライブ感があり、自然と注目してほしい部分に視線が誘導されます。

 

動画名 :OWNLY
制作手法:ホワイトボードアニメーション
スマートシェア株式会社様

3Dアニメーション

3D技術を取り入れ、立体的・空間的な表現を得意とする方法です。テレビドラマやCM、映画でも一般的に取り入れられる表現になってきました。
現物が無い、巨大・細小で撮影できなくても動画を作成することができます。
製品構造の内部を透過して撮影したりできるので、普通の撮影では見えない特長や技術を見せることができます。
自由自在にアングル、拡大縮小を行えるため、ダイナミックな映像を作成できます。
3Dはモデリング作業があるため、初期コストがかかってしましますが、シリーズものの動画だと同じモデルを使用することができるので、コストが下げられるという利点がございます。

2.5Dアニメーション

2.5Dアニメーションは、最近需要多くなっている手法です。
2Dアニメーションと3Dアニメーション混合している手法ですので、2.5Dと呼ばれています。
例えば、トラックの動きは自然に見せたいのでトラックの3Dモデルを制作したり、お鍋は構造を見せたいので3Dモデルにするなどしました。後者のお鍋の例は以下の動画で実際に使用しています。

 

動画:無水鍋
手法:2.Dアニメーション

人物と背景は2D、お鍋は3Dで表現することで、フラットな画面の中に奥行き感が生まれます。

まとめ

アニメーション表現と言っても、様々なアニメーション表現がありますね。
どんなアニメーション表現があるか動画制作前にわかっていれば、どのテイストで動画を制作すべきか考えやすくなります。
こちらの記事で紹介した以外にもセルアニメーションや、ストップモーションアニメーションなどど言った種類のアニメーションも存在します。Live2DやVTuberの利用などの新しい表現方法・手法が加わりアニメーション表現も進化し続けています。
動画制作前に、ぜひ調べてみて自社の動画に取り入れてみてください!

DHRグループの制作部門チーム
Creative Communications(クリエイティブコミュニケーションズ)は、
“わかりやすく” 説明する動画制作サービスとして2012年にスタートしました。
“お客様目線”の動画制作に特化して培ったマーケティングツール企画構成ノウハウを活かし、多様な制作ニーズにこたえるトータルプロダクションです。
0から1を生み出す動画制作をご予算に応じた的確なプランニングでご提案させていただいております。
動画制作のお見積りや動画に関する駆け込み寺的なお困りごとなど、ぜひお気軽にご相談ください!
>DHRグループとは?

DHRグループとは?

弊社は最先端のテクノロジーと誰もがワクワクするビジネスの企画力に強みがあり、Creative Communications(クリエイティブコミュニケーションズ)は映像・WEB・広告といったデジタルマーケティングの専門部門です。
私たちは2012年に「むずかしいをわかりやすく」をテーマに、お客様目線で視覚化することに特化した動画制作サービスとしてスタートしました。
大手企業様からベンチャー企業様まで多くのオンラインサービスに携わらせていただき、マーケティングツールの企画構成から導入や運用支援に至るまでのノウハウを培うとともに、1000社以上の企業様へサービスをご提供させていただいております。
現在では、様々な制作ニーズに応えるトータルプロダクションとして業種や業界を問わず幅広いクリエイティブを手掛けています。

CTR IMG