こんにちは。はちです。
SNSを見る機会が多い私は、毎日どこかで誰かしらがお祝いされていることを実感します。
なので、今日は何の日?と聞かれても「何の日でもないよ」と答えてしまうのは少し惜しい気もします。
そんな中、多くの人が一日一回は開くであろうGoogleの検索トップ画面のロゴが変わっていることが 私は毎度気になり、思わず今日が何の日であるのか検索することが多々ありました。 今日の日のためだけに作られた魅力的なロゴは、いつも遊び心や絵心をくすぐり、今日が終わると消えてしまいます。
そんな、Googleロゴについて少しお話したいと思います。
なぜロゴが変わるの?
皆さんもGoogleの検索ページのロゴが、時折変わっているところを見たことがあると思います。
そのほとんどが、世界中の行事や記念日、また、偉人の誕生日です。 何故、このような日になるとGoogleはロゴを変えるのでしょうか?
始まりは、1998年の8月30日に作られたホリデーのロゴでした。
まだGoogleの社員が共同開発者のLarry Page氏とSergey Brin氏の2人しかいなかった頃、
「バーニングフェスティバル」という、ネバダ州の砂漠で1週間に渡って開催されるお祭りに参加する際に誰も管理者がいなくなってしまう。という状況になってしまいました。
そこで、「自分たちはホリデー中」ということを伝えるためにホリデーのロゴが作られ、GoogleのTOPに掲載されたのです。 このロゴがユーザーに好評だったため、続けることとなりました。
このロゴには名称があります。その名も「Doodle」(ドゥードル)。 「いたずら描き」と言う意味です。 GoogleにとってDoodle(いたずら描き)は 「ユーザーとつながっている感じ」を作りたい。 「Google」という会社にユーモアを付け加えたい。 というような(というような)想いが「Doodle」に詰まっています。
ここで働いているのは人間なのだ。とユーザーに気づいてもらえるように・・・。
参照サイト(http://www.mirainoshitenclassic.com/2016/11/googledoodleothers.html)
あっ!と驚くDoodle紹介
「Doodle」は歌手や作家、今でも残る文化や記念日が祝われており、どれも動きやスライドを見るだけでこれは一体何の記念日なのか連想されたり、イラストやデザインに心奪われ、見入ってしまうほどでした。
そんなDoodleで日本で最も反響が大きかったロゴは、2010年6月13日の「はやぶさ」ロゴだったそうです。
はやぶさが地球に帰ってこれそうだ!という事が分かったときに、 東京オフィスに宇宙好きなエンジニアが居たことをキッカケに、ウェブマスターへ「はやぶさが帰ってくるから、これを機会にDoodleを作れないか」と提案したそうです。
他にも、2015年10月5日の「日本初の時刻表発行 121 周年」ロゴ。
一見、Googleと言う文字を見つけにくいかもしれませんが、よく見ると時刻に色がついており、その部分が Googleの文字となっています。更に、行き先や列車名には日本の昔話や童話の場所が記載されており、遊び心を 感じられるDoodleとなっています。
また、思わず何度も見返してしまうようなロゴがありました。2009年10月7日の「バーコードの発明」
これは、どこにも「Google」と書かれていないのです。 このバーコードを読み取ると、Googleのサイトに飛ぶという特殊なDoodleでした。
こちらは、2012年1月18日の「SOPA/PIPA」
これは当時、日本では反映されていないロゴです。 SOPA・PIPAは、海賊版の流通を阻止する法案なのですが、この法案が通れば検問が強化されることにより、海賊版ではない正常な情報でさえもアクセスが禁止されてしまい、 インターネットの機能を損ねかねないとして、Google、Twitter、Facebookなどが反対しているそうです。もし、SOPA・PIPAが通ってしまったら、 何も見れなくなってしまうと言うことを目に見える形にしたように捕らえられました。
2014年5月19日の「ルービックキューブ」 参照URL(https://www.google.com/doodles/rubiks-cube?hl=ja) ※地図の上説明図の上にある、URLをクリックすると遊べます。
これは多くの世界に反映され、世界中をあっと驚かせ、たちまち話題となりました。 手元に実際のルービックキューブが無くとも、ネット上で本物と同じようなルービックキューブの遊びができてしまうのです。 面の揃え方は、もちろん普通のルービックキューブと変わりません。シンプルかつ、影がついていることや、360度回転して見れること、動かす度に少し揺れることで、 ちょっとしたリアル感、を表そうとしていることは遊んでみるとよくわかると思います。
参照サイト(http://www.googletop.info/)
Doodleに夢中になる
GoogleのDoodleは、イラストだけではありません。 ゲームや動画になっているDoodleもあり、利用者をとことん楽しませる工夫が詰まっています。 ゲームは毎回とても話題になります。 ロゴサイズのミニゲームであるのに、とてもしっかりと制作されているからこそ、いつの間にか このゲームがロゴであることを忘れるくらい、夢中になってゲームをしてしまいます。 このゲームをプレイしにGoogleのサイトを開く人や、話題を聞いて見にくる人もいるかと思われます。
(2010年5月21日の「パックマン」)
ゲーム動画はクリック式のスライドになっているものと、一枚のイラストがずっと動いているもの、 本当にアニメーションになっているものなど、様々な種類のものが見られました。 どれも声は入ってはおらず、音とイラストだけでその人物の歴史や作品、代表的シーンを表現していました。 「Doodle」は「いたずら書き」と言う意味であるにも関わらず、ゲームや動画までも「いたずら書き」に入れ、 幅広い可能性を見出していると感じられます。 どれも全て、デザイン性や利用者を楽しませるちょっとした工夫、面白いアイデアに溢れています。
誰かを楽しませるデザインサービス
遊び心から生まれたGoogleのDoodle。ちょっとしたアイデアが何十年にも渉り成長し、今ではこうして話題になり、 世間から期待や注目を集める一つのGoogleサービスとして成り立っています。
一つのことに囚われず、次々と新しい記念日や違った形式のDoodleを生み出し、同じ記念日を世界中で祝うと言う小さいけれど、とても大きなことを成し遂げているのだと感じました。
この機会に遊び心溢れたWebサイトやこだわりのデザイン、Doodleのようなテイストでサイトの制作を考えてみるのはいかがでしょうか?
まずは制作事例をご覧いただけたらと思います!