動画制作を外注?内製とのメリット・デメリット

こんにちは!

あっという前に6月、もう今年も半年が過ぎようとしていることに驚きを隠しきれない石田です。

今回は趣向を変えて、せっかく動画制作に興味を持っていただいている読者のみなさんに少しでもお役に立てるよう「動画製作を検討する前に知っておきたいこと」を3本の記事に分けてお送りしていきたいと思います!

みなさんご存知の通り、映像には、高いプロモーション効果があります。たとえばテレビCMの効果は昔から流行を生むくらいの影響力があり、最近では、YouTubeやInstagramなど個人に訴えかけるSNS広告も新たに誕生しています。若い世代を中心にSNS利用者はどんどん増え、これからますます動画制作が企業の戦略としても重要になってくるでしょう。

動画制作とは動画を撮ることですから、スマートフォンが当たり前になった今、実は誰にでもできてしまうことですよね。にもかかわらず、実際には外注している企業が多く見受けられるのはなぜでしょうか?それはやっぱり外注することにメリットがあるからです。

今回は、動画制作を外注すること、内製することそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えしていきます!

 

動画制作をする目的

動画制作を外注すること、内製することそれぞれのメリットデメリットをみていく前に、そもそもなぜ動画制作をするのか?ということについて考えておきましょう。

企業が動画制作をすることの目的は、一般的に大きく二つあります。一つはもう読者のみなさんもお分かりの通り自社の製品やサービスの認知度を高めるため、いわゆる「宣伝のため」ですよね。

もう一つは「ブランディング」です。(「ブランディング」ってなに?を語りだすと別記事が作れてしまうくらい奥深いので、そこは割愛させてもらいますね)

本当にこの二つは面白いくらい動画と相性が良いんです!

相性の良さを知っていただくには、紙ベースでの広告との比較が分かりやすいかと思います。

例えば、CMと雑誌の広告に同じ化粧品の宣伝が出ているとします。どんなに雑誌にその化粧品の成分の良さが書いてあったとしても、読者が積極的に「読もう」と思わなければその情報は読んでもらうことはできません(だからこそ、ぱっと見のキャッチコピーや一枚絵の印象一発勝負!という潔さには感服します)。

対して動画は、意識して「見よう」と思わなくても、なんとなく流し見ができてしまったり、複数の場面を挿入してストーリー展開ができたり、音の情報を掛け合わせて世界観に奥行きを出したりすることまで!できるのです。

さらにSNSを活用すれば何度もいろんな媒体を通じてターゲットへアプローチをかけることもできるので、無意識の中で視聴者の記憶に残り、「なんとなく手に取っていた」、「なんとなくその企業の好感度が上がっていた」という結果が生まれやすいのです。

また、例としてあげたような商品やサービスだけが動画になるわけではありません。たとえば会社自体の宣伝や、社会貢献活動などの取り組みを紹介する動画、リクルート用として社員のインタビュー動画もすでによく目にしますよね。

他にも、社内教育のために動画を活用する企業も増えています。内容は本当に様々なものがありますが、特に医療や研究などの専門領域でのレクチャー動画は、オススメです。

一度動画を制作すると、何度も同じことを伝えるための時間を割かなくてよくなるので、人件費の削減に繋がりますし、知識や技術の均質化を図れますよね!

2.動画制作を内製化

ではここから、動画制作を内製すること外注すること、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきます。

2-1.内製化することの目的

映像制作を内製化する目的として一般的なのは、予算の削減ですよね。動画を作りたい!と考えた時に、真っ先に心配になるのがコストであることは当然のことかと思います。

外注は「プロの目線と経験」がその品質に反映されるので、ニーズをヒアリングした上で予算が少ない場合には率直にご提案をすることもあります。自分たちで制作すれば、プロフェッショナルとしてのコストはかかりません。

2-2.内製化のメリット

動画制作の外注費は内容や尺(長さ)によって変わってきますが、どんなものでも10万円以上はかかるのが相場じゃないかな?と思います。

内製すればもちろんその外注費が0になるので、単純コストは大幅に下げられます。

また、内製化には、情報流出の心配が少ないという強みもあります。外注する場合、たとえばそれが新商品の宣伝だとしたら、未発表の商品情報を外注先に見せる必要があります。最悪の想定ではありますが、社外に情報が流出してしまう可能性がゼロという断言はできないですよね。内製であれば、そのリスクを最小限に抑えることができます。

さらに狙いが明確になるということも、内製のメリットといえるかもしれません。

ターゲットは誰?どんな動画を作りたい?その背景は?・・・など、社内の統制が取れていることがもちろん前提ですが、細かな、けれども重要なポイントで認識のずれが生じにくいことは大きなメリットですよね。

2-3.内製化のデメリット

デメリットはやはり品質にあります。外注する場合には、品質が極端に低いということはやっぱり起こりにくいです。(私たちもお客様から「自分たちではできないような技術を取り入れてくれた」、「客観的な視点を提案してくれて効果的なアプローチが発見できた」と感謝していただくことが多くあります)

内製で品質を補おうと、映像制作のための人員を補充したり、要所要所で結局外注をしたという声が聞こえてくるのも現状です。映像制作をする中で、こんなことがしたい!というアイデアは思いが強いほど出てくるものですよね。急ごしらえの映像制作チームでは技術不足・・・となれば、やはり外注するしかなくなります。そうして外注費が積み重なっていくなら、最初から全部外注していたほうが安かったのでは・・・となることも実際にあるのです。

3.動画制作を外注化

続いて、外注することのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

3-1.外注化する目的

動画制作を外注することの目的は、ほとんどの場合より高い品質のものを作るためでしょう。品質が低くても良い、逆に親近感を感じてもらうために品質にはこだわらないのであれば、スマートフォン一つあれば十分ですよね。

あえてコストをかけて外注するということは、自分たちでは実現できない表現・技術を求めているということだと思います。

実際高い品質の動画のほうが、明らかに低いものよりもターゲットに与える効果は大きいでしょう。YouTuberのようにコンテンツの中身や量とスピードを重視する方法ももちろん戦略として確立されつつありますが、「動画制作をする目的」の章で事例として挙げているような動画を求めているのであれば、外注した方が確実だということがいえます。

3-2.外注化することのメリット

外注をすると、内製よりも高い品質のものができ上がることが圧倒的に多いでしょう。もちろん、どこに外注しても必ず納得がいくものが出来上がるという断言は残念ながらできませんが、しっかりとポートフォリオを見て、求める品質のものが制作できそうであるか?を確認してから外注すれば、より満足のいく品質になる可能性は高くなります。

外注のメリットはそれだけではありません。実は本数によっては、外注のほうがコストを抑えられることもあるのです!たとえば1本だけ動画を制作したいという場合に、たった1本のために映像制作のチームを持つことは・・・人件費はもちろん、機材のコストもかなりかかり、現実的には考えにくいのではないでしょうか?

また、構成が似ていたり、同じ場面を途中まで流用できる場合など、外注した方が結果として安くなることもあるのです。

そして、外注の場合は予算がはっきりしていることもメリットかなと思います。自分たちでチームを組む場合、機材や人件費の実質コストなど、費用がどのくらいかかるのか事前にはなかなか見えづらいですよね。外注の場合は、「1分いくら」などと値段がはっきり提示されます。品質を担保しながら、コストが安いところを比較して探すこともできます!

3-3.外注化することのデメリット

外注のデメリットは、あとから追加で動画を作りたいと思った時に出てくることがあるかもしれません。1本動画を作ると、その品質のまま複数のターゲットやそれぞれのサービスごとに動画を作りたくなることもあります。でも、たくさん外注すると、当然そのコストは膨れ上がってきてしまいます。(私たち制作側としてはご満足頂いた証拠なので率直に嬉しい話ではあります・・・)

他に、納期までに時間がかかることが多いというデメリットもあります。

たとえば来週までに動画が欲しいと思っても、当然打ち合わせの日程調整が必要で、プロとしての品質を担保するためにはヒアリング、絵コンテの確認、修正という手順で制作が進むため、自分たちで撮影をすることと比較してしまうとどうしても日数がかかります。

内製であれば、やり取りが少なく済む可能性が高いので、急な動画制作でも間に合わせることができるのです。

3-4.外注化する際の注意点

動画を外注する場合は、意識しておいたほうがいいことがあります。それは、明確な指示ができるように発注側でも体制をとっておくことです。「外注してお金を出したからこれで満足いくものができるだろう」と考えることも、実際それでうまくいく場合もあるかもしれませんが、かなり運が良くなければ可能性としては低いと思ったほうが良いかと思います。

外注先とのやり取りの中では、イメージの共有や修正指示をしないといけない場面が出てくることがほとんどです。そこで具体的な共有や指示ができないと時間ばかりが過ぎてしまったり、修正回数によっては追加コストがかかってきてしまうこともあり得ます。

高いクオリティのものを作るためには、外注する側の協力体制も非常に重要なのです!

4.まとめ

外注するのか?内製化のほうが良いのか?を判断するために大切なことは、「動画制作の目的は何か?」をしっかり事前に固め、目的にあった方法をメリット・デメリットを元に検討することです。

ほとんどの場合、限られた予算のなかで手段の一つとして動画制作があるはずですので、

外注での制作は「ここぞ!」という場面で取り入れていただきたいなと思います。

ここまでお読みいただいた読者のみなさまには、ぜひ「この目的だから外注!/内製!」と社内に胸を張ってご提案ができるように、お役に立てていれば幸いです。

DHRグループの制作部門チーム
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“わかりやすく” 説明する動画制作サービスとして2012年にスタートしました。
“お客様目線”の動画制作に特化して培ったマーケティングツール企画構成ノウハウを活かし、多様な制作ニーズにこたえるトータルプロダクションです。
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現在では、様々な制作ニーズに応えるトータルプロダクションとして業種や業界を問わず幅広いクリエイティブを手掛けています。

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